導入事例CASE STUDY

開発現場の若手主体でワーキンググループを運営
指摘情報を活用して改善サイクルを自発的に回せる組織に成長

住友林業情報システム株式会社 - 住宅システム部様

導入前の課題

設計レビューの品質向上を狙い、レビューの進め方を見直すことに

会社方針として品質の向上に取り組むことになり過去問題を分析したところ、「本来は設計レビューで検出できたものが見逃されていた」ことから、設計レビューの改善が重要と考えた。
従来の設計レビューは明確なルールなしで実施しており、Excelでの記録や印刷して赤ペンで記入するなど、指摘の記録方法が異なっていた。
また、レビューの指摘内容が正確に伝わらない、修正状況や内容がわからない、指摘情報がプロジェクト内で閉じて他チームと共有できていないなど、様々な課題が見つかった。
Lightning Reviewを導入すれば、指摘内容が正確に伝わり、共通認識が確立されると考えた。また、統一された記録方法により、指摘情報を元にした分析・共有から現場改善が進むことも期待した。

導入後の効果と現場からの声

レビューの進め方が改善され、現場からは「指摘情報を使った改善も進めたい」と意見が出た

Lightning Reviewは画像とテキストで指摘内容を共有できるため、参加者間の認識共有がしやすくなった。
修正状況はステータスでわかり、内容も読み取りやすいため、確認が効率的になった。また、指摘記録方法が統一されることで、指摘データを使った分析や共有による現場の改善も期待できた。
さらに開発現場から「レビューの指摘情報を元に現場の改善をもっと進めていきたい」との声が出て、ワーキンググループで改善を進めていくことにした。

現在の活動と成果

開発現場の若手主体で指摘情報を活用した改善サイクルを回すように

元々、Lightning Reviewの使い方を習得し、現場に展開するためのワーキンググループを作り、若手に参加させていた。このワーキンググループで指摘情報を使った改善活動を進めることになった。
まずは指摘データの収集・分類を自動化する仕組みを作成することにした。データの収集はレビューファイルの読込ライブラリを使用して簡単に実現できたため、データ分類機能を作成するだけですぐに仕組みが完成した。
この仕組みにより、指摘件数を元にした傾向がいつでもすぐに見える化できるようになった。
さらに、重大なバグにつながりそうな指摘については、なぜ混入したかを分析し、チームを越えて共有するようにした。他チームのレビュー結果から、自分達も同じ原因の問題を入れ込まないよう再発防止策を考えるようになった。
Lightning Reviewであれば、指摘内容が画像とテキストで容易に理解できるため、情報共有がしやすい点も助かっている。
これらの活動のように、開発現場の若手主体で自発的に改善活動を考えるようになり、組織全体としての成長を感じられている。

お客様コメント

指摘の記録や修正結果の確認など、設計レビューの活動で手間になっていた作業が効率化でき、現場が非常に助かっています。
また、指摘データを活用する活動から、現場改善の風土が醸成されてきて、現場によい効果を生み出してくれています。Lightning Reviewを「LR」と略して呼ぶくらい、日常的なツールとなっており、手放すことができなくなっています。
今後もさらに使いやすく、現場が助かるツールに成長してくれることを期待しています。

住友林業情報システム株式会社 住宅システム部 齊藤 様

業種分類 ソフトウェア開発
事業内容 グループ会社向けシステム開発、インフラ構築、情報セキュリティ整備
事業紹介 住友林業グループにおける”唯一の戦略的IT企業”として、グループ会社へ多角的なITサービスを展開。
住宅システム部様は新築・リフォーム・アフターメンテナンスに関わるシステムを高品質・高コストパフォーマンスで実現・提供している。
Webサイト https://www.sumirin.co.jp/index.html