導入事例CASE STUDY

MATLAB/Simulink® のモデルがレビュー対象

車載向け組込みソフトをモデルベース開発で進めており、設計にMATLAB/Simulink® を用いている。
レビュー対象はその設計成果であるブロックを組み合わせた図として表現されたモデルがほとんどであり、Excel 帳票に指摘箇所を明示するためにスクリーンショットを貼付して記録していた。

モデル（図）に対する指摘箇所・内容が表現しきれない

MATLAB/Simulink ® を用いて作図したモデルを対象としてレビューの指摘を Excel 帳票に記録していた。 図に対する指摘は文章やプログラムのように文章で「何行目のどこ」と表現ができず、指摘が伝わりにくい。
そのため、指摘箇所のスクリーンショットを撮り、Excel に貼り付け、吹き出しで指摘内容を付加する工夫をしていた。 文章で表現するよりは分かりやすくはなったが、記録の手間が増大。
誤記や可読性等の指摘は記録せずにその場で修正してしまうことで手間を軽減していた。 記録は分かりやすくなったが、すべてを記録に残せず、どんな指摘がどれだけあったのかを把握できなくなってしまっていた。

キャプチャや手書き感覚の補足記入など、やりたいことが手間なくできる

手軽に図に対する指摘を記録でき、内容も分類も確実に残せるようになった

Lightning Review は Excel で苦労してやっていたことがいとも簡単にでき、指摘を記録することが苦にならなくなった。 図中の指摘箇所を指し示すのに便利な矢印や矩形、連番等の記録用の部品が充実しており、思う通りに表現でき、以前よりも分かりやすく伝えられるようになった。 負荷軽減のために省略していた記録も残せるようになり、簡単にステータスも変更できるため、正確な指摘件数の把握や、修正状況も管理できるようになった。
操作の手軽さから指摘の分類もできるようになっており、今後は傾向分析やレビューの十分性などの振り返りへの活用が期待できる。